脂肪吸引は危険? 死亡事故につながる4つの原因とクリニック選びの5つのポイント
【専門家が解説】顔の脂肪吸引で後悔する5つの失敗例と回避のためのポイント
顔の脂肪吸引で「フェイスラインをすっきりとさせたい」と思う一方で、「頬がこけて老けて見えないだろうか」「肌がボコボコになったらどうしよう」と不安を感じている方も多いでしょう。
顔の脂肪吸引は、小顔効果が期待できる施術です。ただし顔は脂肪や筋肉、神経が複雑に存在する部位であり、医師の技術や適応判断によって仕上がりが大きく左右されます。
本記事では、顔の脂肪吸引で起こり得る代表的な5つの失敗例やその原因、ダウンタイム中の正常な経過である「拘縮」の見極め方などについて詳しく解説します。後半では失敗を防ぐためのクリニック選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【この記事で分かること】
顔の脂肪吸引には、頬のこけや肌の凸凹といった失敗リスクが存在するため、術前の慎重な適応判断が不可欠
術後の腫れや硬さ(拘縮)は一時的な正常反応である場合が多く、失敗かどうかの見極めには医師の正確な判断が重要
後悔しないためには、料金よりも「解剖学的知識」や「他院修正の実績」など、医師の技術と経験を重視したクリニック選びが必須
顔の脂肪吸引で後悔? よくある失敗パターンとは
顔の脂肪吸引では、頬こけや凸凹、左右差などが起こることがあります。まずは代表的な5つの失敗例を見ていきましょう。
頬がこけて老けた印象になる(過剰な吸引)
顔の脂肪には、積極的に減らした方がよい部位と、若々しい印象を保つために残した方がよい部位があります。前者は顎下やフェイスラインなどの「ネガティブゾーン」、後者は頬中央付近などの「ポジティブゾーン」と呼ばれることが多いです。
ポジティブゾーンの脂肪を必要以上に吸引すると、頬がこけて老けた印象になる可能性があります。また中顔面の脂肪を安易に取り過ぎると、将来的に加齢による変化が目立ちやすくなることも考えられます。
皮膚表面の凸凹や不自然な段差
浅い層の脂肪を取り過ぎたり、吸引量にムラが生じたりした場合に起きる可能性があるのが、皮膚表面の凸凹です。皮膚と皮下組織が不自然に癒着すると、表面が波打つような状態になるかもしれません。またフェイスライン全体のつながりを考慮せずに吸引すると、隣接する部位との境目に段差が生じることもあります。
「できるだけ細くしたい」という希望を優先し過ぎると、このようなトラブルにつながる可能性があります。一度強い癒着が起きると、完全に元の状態へ戻すことは容易ではありません。
術後に皮膚がたるむ・シワが増える
脂肪吸引では皮下脂肪の量が減るため、それまで脂肪を包んでいた皮膚には余裕が生まれます。通常は皮膚の収縮によってフェイスラインが整いますが、脂肪を一度に取り過ぎていたり、皮膚の弾力が低下していたりすると、たるみやシワが目立つこともあるでしょう。
これは、膨らんだ風船から急に空気を抜くと表面にシワができる状態に似ています。皮膚の状態によっては、脂肪吸引だけではなく、糸リフトや皮膚の引き締めを目的とした施術を組み合わせることが検討されるケースもあります。
左右差が目立つ・脂肪が取り切れていない(取り残し)
人の顔は元々左右対称ではありません。骨格や筋肉の付き方には個人差があるため、左右を同じ量だけ吸引すると、かえって左右差が目立つ場合があります。
また吸引量が不足すると、小顔効果を実感しにくく「取り残しがあるのでは」と感じるケースもあるでしょう。
自然な仕上がりを目指すには、立体的なバランスを確認しながら細かく調整する技術が欠かせません。立位でデザインを確認した上で施術計画を立てているかどうかも、確認したいポイントです。
神経への影響やひきつれ・長引くダウンタイム
顔には細かな神経や血管が多数存在しています。これらを十分に理解せず施術を行うと、一時的な知覚の鈍さや口元の動かしにくさなどが生じる可能性があります。ただし、時間の経過とともに改善するケースも多いです。
また組織への負担が大きい施術では、ダウンタイム症状が強く現れ、長期化につながる場合があります。ダウンタイムをできる限り短く抑えるためには、解剖学を理解した医師による丁寧な施術が重要です。
「これって失敗?」術後の正常な経過(拘縮)について
術後は腫れや内出血が1~2週間ほど続き、その後は「拘縮」と呼ばれる回復過程で皮膚が硬くなったり、一時的に凸凹として見えたりすることがあります。拘縮は正常な反応であり、通常は3~6カ月かけて徐々に改善していきます。
反対に、術後半年を過ぎても症状が改善しない場合や、明らかに見た目に違和感がある場合は、何らかの問題が生じている可能性もあるので、迷わず医師の診察を受けてください。
なお、Web上の「失敗ブログ」や極端な「症例画像」には、注意が必要です。特に画像は撮影条件によって印象が大きく変わるため、それだけで判断することは避け、クリニックに相談しましょう。
なぜ顔の脂肪吸引で失敗してしまうのか? 主な原因
顔の脂肪吸引の失敗には、術前診断や医師の技術、術後管理などが影響します。続いて、顔の脂肪吸引が失敗する主な原因を紹介します。
皮下脂肪の量や骨格など「適応」の見極め不足
顔のもたつきの原因は、皮下脂肪だけとは限りません。皮膚のたるみや骨格、筋肉の発達などが原因の場合は、脂肪吸引だけでは十分な改善が期待できないことがあります。
また元々脂肪が少ない方が無理に脂肪吸引を受けると、小顔効果が乏しいだけではなく、凸凹や頬こけのリスクが高まります。
そのため、術前には脂肪量だけではなく、皮膚の弾力や骨格とのバランスまで確認した上で、本当に脂肪吸引が適しているかを診断することが重要です。
医師の解剖学的知識や手技・デザイン力の不足
顔の脂肪吸引は、単純に脂肪を減らすだけの施術ではありません。神経や血管の位置を理解しながら、安全性に配慮して施術を進める必要があります。
さらに、フェイスライン全体とのつながりを考えながら、グラデーションを意識して吸引量を調整するデザイン力も求められます。医師によっては手技の癖が左右差につながる場合もあるため、立位でデザインを確認するなど、丁寧な施術を行っているかも確認したいポイントです。
不適切な術後管理(アフターケアや圧迫固定の怠り)
施術後の過ごし方も、仕上がりに影響します。クリニックから指示されている圧迫固定を自己判断で中断したり、運動を早く再開したりすると、腫れや内出血が長引き、完成までに時間がかかることがあります。
また医師からマッサージなどのセルフケアについて指示がある場合は、その内容を守ることも重要です。ダウンタイム中のケアは治療の一部と考え、クリニックの指示に沿って生活することが、美しい仕上がりにつながります。
後悔しない! 顔の脂肪吸引を成功に導くクリニックの選び方
顔の脂肪吸引で後悔しないためには、料金だけではなく、医師の経験や技術、クリニックの体制を確認することが大切です。ここでは、カウンセリング時に確認したいポイントを紹介します。
「他院修正」の実績と豊富な症例数を確認する
他院修正は、癒着した組織を丁寧に調整しながら形を整える必要があるため、初回施術以上に高度な技術が求められるのが一般的です。そのため、修正症例を数多く担当している医師は、顔の脂肪や組織構造を深く理解している可能性があります。
カウンセリングでは、症例数だけではなく、他院修正の実績や万が一修正が必要になった場合の対応についても確認するとよいでしょう。
リスクや術後の限界を誠実に伝えるカウンセリングか
信頼できる医師は、施術のメリットだけではなく、リスクや限界についても丁寧に説明します。
例えば「これ以上吸引すると頬がこける可能性があります」「骨格上、ここまでの変化が現実的です」といった説明があるかを確認しましょう。
反対に、よい結果だけを強調し質問に十分答えてくれないような場合は、慎重に判断することが大切です。
極端な安さや誇大広告に要注意
料金だけを基準にクリニックを選ぶことはおすすめできません。安全性に配慮した医療を提供するためには、設備や麻酔、安全管理などにもコストがかかります。
また「誰でも理想の小顔になれる」といった断定的な表現には注意が必要です。価格だけではなく、医療広告ガイドラインを踏まえた適切な情報発信を行っているかも、信頼性を判断する一つの材料になります。
もし他院の脂肪吸引で失敗してしまったら
万が一、他院で受けた顔の脂肪吸引の仕上がりに悩んでいる場合でも、状態に応じて修正できる可能性があります。焦って再手術を受けるのではなく、適切なタイミングや修正方法を知ることが大切です。
修正手術の難易度と適切なタイミング
脂肪吸引後に気になる部分があっても、すぐに修正手術を受けることはおすすめできません。通常、術後しばらくは腫れや拘縮が続くため、本来の仕上がりを正確に判断できない可能性が高いからです。
修正は一般的に半年~1年ほど経過し、拘縮が落ち着いてから検討します。不安がある場合は、修正手術を多く扱う医師へセカンドオピニオンを求めることも大切です。
脂肪注入などを用いたリカバリー方法
脂肪を吸引し過ぎて頬がこけてしまった場合や、癒着による凸凹が目立つ場合には、脂肪注入による修正が検討されます。
脂肪注入では、ご自身の太ももや腹部などから採取した脂肪を加工し、必要な部位へ少量ずつ丁寧に注入するのが一般的です。失われたボリュームを補うことで、自然な丸みや滑らかなフェイスラインを目指します。状態によっては、一度に多く注入するのではなく、複数回に分けて調整することもあるでしょう。
修正手術では「元の状態へ完全に戻す」のではなく、「できる限り自然な状態へ近付ける」という考え方が重要です。そのため、修正経験が豊富な医師へ相談することをおすすめします。
まとめ
顔の脂肪吸引には小顔効果が期待できる一方で、医師の技術や適応判断によって仕上がりが大きく左右されます。後悔しないためには、料金だけではなく修正実績や症例、カウンセリング内容まで確認し、信頼できる医師を選ぶことが重要です。
Tokyo Tensei Clinicでは、一人ひとりの骨格や脂肪の付き方に合わせた施術をご提案しています。他院修正のご相談も承っていますので、気になる方はお気軽にカウンセリングをご利用ください。








